2009年05月の記事一覧

支払い方法を比較する

住宅会社を選定する場合に、絞り込む条件として倒産する可能性を考慮する必要性があります。
住宅が出来上がってから倒産し、アフターや保証の面で心配だということもありますが、最も困るのが、工事途中の倒産です。

工事途中の倒産は現実に起きていますし、たくさんの被害者が生まれています。
しかし、法的な救済制度はなく、工事を続行するためには、追加の工事費負担が必要となり、資金計画が成り立たない場合には、住宅取得そのものをあきらめなければならないこともあります。

しかし契約時点で、相手の会社が倒産するかどうかなんて分かりません。
そこで、もし倒産した場合のことを考え、最もリスクの少ない会社を選んでみてはどうでしょう。

例えば3社の住宅会社を検討する場合、打ち合わせの当初から支払い条件を聞いておきます。
契約時・着工時・中間時(上棟時)・引渡し時、などのように支払い時期を決めているものです。

一般的には、契約~着工時までに30%、中間時30%、引渡し時に残金といったように決めている会社が多いと思いますが、今年(’09年)あった事例では、着工までに70%を支払うように契約書に明記されていたハウスメーカーが倒産しました。

着工時というのは、まだ何も現場が進んでいない状態です。
この時点で70%もの支払いをすることは、常識では考えられないことですが、実際にあった話ですので気をつけなければなりません。

契約した人たちは『大幅値引き』とか『特典つき』といった言葉で、多額の前払いを強要されたようです。
打ち合わせがどんどん進み、いよいよ契約となった時に、まてよ! この支払い方法はおかしいぞ! と感じた人もいたと思うのですが、営業マンのペースにはまってしまって、そのまま契約してしまった。

人間の心理というのは、時にこんなことをしてしまうものです。
断れない状況 が生まれてしまうと、そのまま契約までいってしまいます。

そうならない為には・・・・・そんな会社は最初から外しておけばよいのです。

打合せを開始する前に、支払い条件を確認する・・・大事なことだと思います。

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2009年05月29日
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カテゴリ: 業者選定

アフターサービス満足してます?

自動車業界ではアフターサービスの良さが、販売会社の業績に大きく影響することは常識となっています。
では、住宅業界ではどうなのでしょう。

ハウスメーカーの坪単価別にみると、坪単価の高いメーカーほど、アフターに対する満足度が低いというアンケート結果が出ています。

これは、現実にアフターが良くないと評価されるケースと、坪単価が高い大手ハウスメーカーだから、当然アフターもいいだろう、という期待とのギャップがあるようです。

実際に住宅ユーザーが望むアフターには、どんな内容があるのか、経済産業省のアンケート結果をみてみると

  • 住宅本体の保証期間の延長
  • リフォームやメンテナンスのガイド
  • 付属設備の保証期間の延長
  • リフォーム・メンテの費用が知りたい
  • 長期的な住宅の診断制度
  • DIYメンテナンスのアドバイス
  • メンテの有償・無償の明確化
  • 点検サービスの回数増加
  • 安いハウスクリーニングの提供
  • 24時間窓口の設置
  • DIYメンテナンスの道具の提供
  • アフター窓口の明確化
  • ハウスクリーニングの道具・洗剤の提供
  • メンテナンス費用の積立制度

要望の多い順から並べてみましたが、どれももっともと思える内容です。

住宅のアフターメンテナンスは費用のかかるものですから、突然の出費はしたくありません。
計画的なメンテナンスが必要ですし、今後は長寿命住宅が多くなってきて、定期的な点検や診断も気になることです。

特に、アフターの窓口を明確にしてほしいという要望があるのは、どこに頼むか分からない・・・という実状を表しています。

自動車の場合には、ディーラーには整備工場が併設されており、何かあればディーラーに行けば何とかなるし、営業マンに電話をするだけで用が足りてしまいます。

ところが、住宅ではこうはいきません。

まず、

  • アフターの窓口を探す
  • アフター担当にきてもらう
  • 不具合の原因を特定する為に専門業者がくる
  • 手直し方法が検討される
  • 有償なのか無償なのかを判断する
  • やっと手直し工事が行われる

と、1ヶ月も2ヶ月もかかります。

ひどい場合には、アフター窓口に相談したけれど、担当者が来るまでに半年も待った!・・・こんなケースもあります。

自動車産業と住宅産業のこの違いは、どうやら自動車の場合にはリピート客だが、住宅は一回きりのお客さん・・・こんな意識があるからです。

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2009年05月26日
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カテゴリ: 住宅業界の話

古民家に見られる玉石基礎の耐震性

築100年、200年も経過した古民家というのは、たくさんあります。
私がしばらく宮城県にいた時も、ずいぶんとそのような住宅のリフォーム相談の現場に居合わせました。

玉石基礎は現代の住宅において考えられている耐震性の高い基礎・・・と比較すると、まったく安全性の期待が持てないものと考えられていますが、実はそうでもないのです。

ご存知の方はあまりいないと思いますが、建築界の特殊な分野ではたいへん有名な方がいます。
その方は、今でも玉石基礎の方式を採用した住宅を作っています。

つまり、住宅の土台を基礎に固定せず自由な状態にして、玉石の上に頑強な木造骨組みで造られた住宅を乗っける方が、地震の力を吸収できるという考え方です。
今で言う、免震工法とか制震工法とか言われる考え方です。

そんな考え方で住宅を造っているのが 木下孝一棟梁です。
自身の宣伝などはまったくしない人ですので、当然、ウェブサイトなどはありません。

木下棟梁とはどんな人かを伝えてくれる記事がいくつかウェブ上にあります。
例えば

住宅の骨組みを基礎に完全に固定するのは、転倒防止と骨組みの一体性を基礎にも期待する考え方があるからです。
ところが、どんな強い揺れにも転倒しないバランスと、骨組みの頑強さがあると、必ずしも基礎に固定する必要は無いということが言えます。

この考え方は、現代の建築基準法にはありません。
したがって、木下棟梁の考え方は建築基準法を超えた考え方なのですが、非常に合理的な考え方でもあるわけです。

古民家が200年も300年も経って、現代にまで残っていることが、非常に強い耐久性と耐震性をそなえたものだとも言えるのです。

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2009年05月22日
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カテゴリ: 住宅の工法