住宅は完成した時からどんどんと傷んでいきます。人間の身体と同じです、20歳を超えたあたりから人体は老化が始まります。ですが、維持メンテナンスのしかたによっては老化の進み具合を抑えることが出来ます。
住宅は人間と同様に長寿社会になっていきます。60年、70年の耐久性をもった住宅がどんどん増えていきます。そこで必要なのが長期の修繕計画です。これについては、
一戸建て住宅の長期修繕計画を立てる を参照して下さい。
さて、自分で出来る住まいのメンテナンスをいくつか上げてみましょう。
換気扇の音がうるさい、動きが悪い・・・そろそろ寿命かな? とあきらめる前にクリーニングをやってみましょう。
我が家の換気扇は30年も回り続けています。
- 換気扇のクリーニング
台所の換気扇は油汚れでギトギトしています。このギトギトを取り除くにはプロの美装屋さんは苛性ソーダを使うのですが、劇薬ですので注意がひつようです。うっかり苛性ソーダ溶液に素手を入れると、皮膚がボロボロになります。
そこで、何を使うかというと、粉石けんです。
流しのシンクにお湯をため、洗濯用の粉石けんを溶かします。そこにギトギトの換気扇を浸けておきます。30分もすると油汚れはきれいに取れますよ。
- 集中換気のクリーニング
集中換気設備が付いている住宅が増えています。
集中換気の本体にはいろんなタイプがありますが、フィルターの掃除を行なうものと、換気本体の中に掃除機の先を突っこんで埃を吸いだすものがあります。引渡しの時にもらった取扱説明書をもう一度読んでみましょう。
年に1回は定期点検をやってみましょう。外壁のひび割れや屋根葺き材の割れやサビなどを点検します。
- 外壁の表面塗装の耐用年数
塗装されたサイディングの塗膜の耐用年数は、工場塗装の場合10年です。現場塗装では5年です。
5年以上経ったら、外壁面を手の平でこすって下さい。
手の平に白い粉のようなものが着くようだったらそろそろ限界です。
外壁の色が濃い色でも、こすると白い粉が手に着きます。
ただし、そうなったからといって、すぐに塗装が必要だというわけではありません。
およそ10年サイクルで外部塗装を行なうようにして下さい。
- 基礎回りのモルタルのひび割れ
基礎にひび割れが何ヶ所も入っている・・・・・心配になります。
ところが、基礎のひび割れには2種類あります。表面のモルタルがひび割れしている場合と、基礎本体がひび割れして表面のモルタルもひび割れしている場合です。
見分け方は、細い針金のようなものをひび割れた部分に入れてみます。
通常、モルタルの厚さは1センチぐらいです。どんなに厚くても3センチですから、それ以上に深く針金が入るようだったら、基礎本体にひび割れがあるかもしれません。
表面のモルタルだけのひび割れであれば、全然心配ありません。
細い針金でも入っていかないような巾のせまいひび割れの時は、葉書や名刺を巾5ミリぐらいに切り取って、ひび割れ部分に入れてみます。