ハウスメーカーの住宅価格は、原価+粗利益の合計ですが、それぞれの割合は以下のグラフのようになります。
粗利益が700万円も・・・・・と驚く人がいるかもしれませんが、このぐらいの粗利益が無いと、ハウスメーカーは経営していけません。
粗利益からは次のようなものが支出されます。
- 工場設備・機械器具の減価償却費
- 工場 水道・光熱費
- 営業・設計・工事管理スタッフ人件費
- 現場管理交通費・車両費
- モデルハウス運営費
- 宣伝広告費
- 一般管理費
- 管理スタッフ人件費
- 交通費・通信費
- 事務所家賃
- 事務所 水道・光熱費
- 賞与準備金
- 保険代
以上のような費用が支出されて残ったものが、利益となっています。
ハウスメーカーによって、坪単価に開きがあります。
どうしてそのような違いが出るのでしょう?
大きく分けると、使う材料・部品のグレードが異なり原価が違う場合と、粗利益率の違いがあります。
1,300万円の原価が10%ダウンし、粗利益率を25%とすると次の表のようになります。
|
A社 |
B社 |
| 原価 |
1,300万円 |
1,170万円 |
| 粗利益率 |
35% |
25% |
| 粗利益 |
700万円 |
390万円 |
| 住宅価格 |
2,000万円 |
1,560万円 |
| 坪単価 |
62.5万円 |
48.75万円 |
| 坪数 |
32坪 |
32坪 |
少しパーセンテージを変えただけなのですが、大きく違います。
粗利益の%が少なくても、経費が少なくなっているハウスメーカーは、充分経営をやっていけます。
坪単価には、使っている材料・設備といったグレードの違いと、会社内部の体制によって変わる経費が反映されているわけですが、高いからいいとも言えませんし、安いから悪いとも言えません。建主さんの予算と、総合的にハウスメーカーを評価した結果、納得のいく価格であると判断できるかどうかです。