工事見積書と諸経費

工事見積書を見ていくと「諸経費」とか「現場経費」という項目が最後の方に出てきます。
さて、この諸経費とはいったい何でしょうか?

見積書の項目に記載されている、基礎工事とか木工事といった項目は直接工事費と呼ばれます。
そして、直接工事費の合計金額に一定の係数を掛けて諸経費を算出しているのが一般的ですが、一定の係数は、10%前後となっています。
低い場合には5%から高いところだと15%となっていることもあります。

諸経費は、現場を運営して行く為の間接的な経費を言うのですが、具体的には次のような経費です。

  • 現場管理者の交通費
  • 電話代
  • 図面作成費や写真代
  • 建設工事保険料
  • 管理・営業部門の人件費

などとなります。

ただし、このような見積書の形式はあくまでも、表面上のことであって、現実には・・・契約金額-実行予算=粗利益 の計算式によって出てくる余剰金から、経費が支払われ、残った分が利益となっています。

粗利益率については、新築工事やリフォーム工事の違いはなく、20%~35%を設定する会社がほとんどです。

見積書を作成する場合、会社によって粗利益率が決っていますので、各直接工事の項目ごとに見積金額と実行予算を先に設定し、全体で決っている粗利益率になるように、諸経費の係数を調整するようなことも行なわれています。

つまり、諸経費の金額やパーセンテージはあまりあてにならないのが実状です。