天井材が凶器に変身した

車を押しつぶすような重量の材料を天井に使うとは、建築では考えられないことですが、土木ではこんなことが常識なんでしょうか?
他でもありません、中央自動車道の笹子トンネルの事故のことです。

建築物での天井落下事故は、これまでにもあります。また、東日本大震災では死者も出てしまいましたが、それでも天井材の重量そのものは、危険と思えるようなものではありません。

ところが、トンネルで使われるている天井材は、コンクリート製で1枚の重さが1トンもあるといいます。
しかもコンクリート天井材を支持するボルトは、ケミカルアンカーでトンネル本体に固定されていました。

ケミカルアンカーとは、簡単に言うと接着剤によってボルトを固定する方法です。信頼性が無いわけではありませんが、重い天井材を支持する方法としては大いに疑問です。

点検方法など管理面を指摘されていますが、設計そのものにも問題があったように思います。

万が一落下した場合でも、人命に関わるようなことの無い材料。
万が一電源が喪失しても、安全に運転が停止できる装置。
万が一ブレーキが故障していても緊急に停止できる車間距離。

などなど、万が一・・・・・ということを考えた時に、備える方法を考えておくことはとても大切なことです。