住宅ローンの保証料

住宅ローンの保証料とは、住宅ローンを借りる場合には必ず出てくる諸経費の一部です。
ところでこの保証料の意味を知っていますか?

住宅ローンを貸し出す金融機関は、借り手つまり住宅の所有者ですが、借り手が住宅ローンの返済が滞るようになると、借り手に代わって返済をしてもらうように保証人を立てることが融資の条件です。

以前は、特定の人が保証人になるケースもあったのでしょうが、現在は、保証人に代わって保証会社に保証してもらうことがあたり前になっています。
保証会社は一定料率の保証料を支払ってもらうことによって、保証を行うわけです。

保証料について以前こんな質問がありました。
参照 ⇒ 保証料って・・・~一戸建てってどうよ? 08.05.07

保証料の料率は実は、借り手の職業などいわゆる属性によってかなり変わります。
公務員の人はすごく保証料率が低く優遇されています。

さて、保証会社が代位弁済をしたあとどうなるかということですが、さきほどの 一戸建てってどうよ? で回答したとおりなのですが、もう少し住宅ローンが払えなくなった場合の事をお話しします。

保証会社は代位弁済した金額を回収しないと、保証会社そのものの経営が成り立ちません。したがって、代位弁済をしたあとは早急に資金回収のため動きます。

具体的には、任意売買でやるか競売でやるかなのですが、借り手があちこちからも借金があり、権利関係の整理が難しい場合には、差押→競売という方法をとります。
そうではなく、住宅ローンだけの借金の場合には任意売買によって、担保にしている住宅と土地を売却し、資金を回収しようとします。

借り手つまり住宅の所有者にとってはどちらも、せっかくのマイホームが他人の手に渡ってしまうので、同じように思うのですが、過程がまったく違うものなのです。

任意売買の場合には、普通一般的にある中古住宅の売却と同じように進展していきます。
唯一違うことは、売却金額を所有者が決めるのではなく、保証会社が決めます。そして、売却代金は所有者には一銭も入らず、すべて保証会社に渡ってしまいます。
これは仕方の無いことです。

ところが、競売の場合には少し事情が異なります。

競売が決定されると、裁判所から執行官という立場の人が物件調査にきます。
この執行官は、すごい権限を持っていて、所有者が立ち入りを拒むと、強制的に立ち入りを行う権限を持っています。
つまり、留守であっても開錠業者を使って鍵を開け、住宅内に入りあちこち写真を撮っていきます。
開錠業者でも開けられない特殊な鍵を使っている住宅には、警察の協力を得て入り込みます。

このぐらいの信じられないことをすることが許されているのです。

もしもの場合、こんなことされたくは無いですよね。
もしもの場合には、任意売買で売却されるよう覚悟を決めて、協力をしましょう。

任意売買であれば、ごく普通の生活をしていられます。
時には、引越しのタイミングなど、すごく融通を聞いてくれることもあります。

念のためにお話ししましたが、せっかくのマイホームずっと持っていたいですね!