畳の表替えは2~3年ごとに行います

畳の部屋が無い住宅が増えています。
戸建て住宅もマンションも同様にです。

フローリングには清潔とかクリーンといったイメージがあり、床材としては圧倒的な人気になっていますが、畳はどのようなイメージで捉えられているのでしょう。

「衛生的じゃない」と感じるケースが多いようなのですが、衛生的じゃないと感じる理由のひとつが「ダニ」です。

いかにもダニがたくさんいそうな気になるのが畳ですが、室内には畳以外にもダニにとって住みやすい処はたくさんあります。

  • ソファ
  • ぬいぐるみ
  • ベット
  • ふとん
  • 毛布
  • まくら
  • カーペット
  • ラグマット

これらのモノにたまるハウスダストがダニの格好の住処です。

掃除機をかけてハウスダストを吸い込むことを考えると、ソファや布団の掃除よりは、畳の掃除の方がよほど楽だと思いませんか。
さらに言うと、畳の部屋にはあまりモノを雑然と置かないものです。
そうすると、お掃除ロボットでも簡単に掃除が出来ます。

是非、畳を見直してほしいものです。

畳は2~3年ごとに表面の畳表(ゴザ)を取り替えるものです。

新築時に新しいた畳を敷きますが、2,3年後にまず畳表の裏返しをします。つまり畳表(ゴザ)を裏返して、今まで畳床の面に接していた面を表面にします。それから2,3年後に畳表(ゴザ)そのものを取り替えます。
このサイクルを継続すると、2,3年ごとに表面はすごくきれいな色に変わり、すこしずつ時間をかけて畳表の色が変わっていくのを楽しむことができます。

畳は1600年もつづく日本の文化です。
是非、大事にしてほしいと思います。