木造在来とツーバイフォー どっちがいいの

ツーバイフォー工法は地震に強い!
こう言われたのは、もう10年以上前のことですが、以前、こんな質問がありました。
参照 ⇒ 木造の在来工法とツーバイフォー?~一戸建てってどうよ? 08.05.08
あまり答えになっていなかったので、改めてツーバイフォー工法について・・・・・

2×4工法と書いたりしますが、2インチ×4インチ工法ということです。
1インチは2.54cmですが、木材の部材寸法を表しています。

2×4は 5.08cm×10.16cm の部材によって構造躯体を作っていくので、2×4工法と呼ばれています。
実際の部材は、製材されてから乾燥・面取加工などの工程を経て、部材として供給されるので、3.8cm×8.9cm という寸法になっています。
今ではホームセンターに行くと、販売されています。

これが名前の由来ですが、では、何故・・・地震に強いと言われているか? についてお話しします。

ツーバイフォー工法は地震に強い

上の図を見ていただいて、どうして地震に強いか分かりますか?
木造在来工法は、柱や梁・桁と呼ぶ部材で骨組みを作りますが、四角形の骨組みを作って横から力を加えると変形します。

ところが、斜めの部材(スジカイ)を対角線状に取り付けると変形しません。
在来工法はこの斜めの部材を取り付けることによって、耐力壁を作っているわけです。

ところが、ツーバイフォー工法には柱はありません。
壁だけで作られています。
壁は板状の部材で作りますので、図の一番下のような状態になっているわけです。

これが地震に強いと言われる理由です。

現在は、在来工法の木造住宅のほとんどは、耐力壁に板状の部材を使っていますので、ツーバイフォー工法と同様に、地震に強い住宅を作ることが出来るのです。

では、何故日本には在来工法とツーバイフォー工法があるのでしょうか?
在来工法だけでよさそうに思いますが、種類が多いと迷ってしまいますね。

その辺の事情をお話しします。

ツーバイフォー工法は、正式名称は枠組壁工法と呼びます。
枠組壁工法はカナダなどではバルーン工法と呼ばれて、盛んに行われている工法だったのです。
言いかえると、カナダでは在来工法なのです。

日本に住宅産業が生まれたのは、昭和30年代後半なのですが、いろんなハウスメーカーが生まれて、いろんな住宅が建てられるようになりました。
しかし、建築費が欧米と比べると高かったのです。

そこで、カナダの住宅建築の調査を行ったところ、カナダではバルーン工法が普通に使われており、しかも、建主が自ら工事を行っていました。
バルーン工法は、誰でも作ることができる工法だったのです。

それに反し、日本の在来工法は、大工さんでないと建てることは出来ません。

そこで、バルーン工法=枠組壁工法を導入すると、もっと、住宅の建設費は安くなるのではないかと、日本に技術が導入されたのが、昭和40年代のことです。

これまでは、在来工法の規定しかなかった建築基準法を改正し、ツーバイフォー工法の規定を追加しました。
それによって、ツーバイフォー工法を採用するハウスメーカーが増えるようになったのです。

建築費が安くなると思って導入したツーバイフォー工法ですが、結果は在来工法と変わらない、イエ、在来工法よりも高いツーバイフォー工法メーカーがあったりするのです。

何故、建築費が安くならなかったのか?
そこには、日本特有の問題があったのですが、その問題を書き出すととても難しいことがたくさんありますので、以下は省略です。