長持ちする住宅-生活の仕方で住宅の寿命は変わります

湿気

冬になったら室内換気用のレジスターを閉める人がいます。理由は冷たい風が入ってくるからなのですが、その為に住宅の寿命が短くなっていることは知られていません。

住宅の寿命を縮めてしまう原因

住宅の寿命は・・・25年!!・・・これが以前の常識でした。
現在は住宅の耐久性を上げる様々な工法や工夫がなされ、住宅の寿命は50年とか70年とか言われています。中には100年をうたう住宅まであります。
ところが、せっかく長持ちする住宅なのに、寿命を縮めてしまっていることがあります。

木材が腐るメカニズムと室内の結露

木材材は水蒸気を吸収しますが、通風があると水蒸気を放出し乾燥することは知られています。しかし、壁の中のよに密閉された状態にある木材はこうはいきません。そこで、室内で発生する水蒸気を木材に吸収させないように、一般的には室内側の壁や天井のボードの裏側に、ポリエチレンフィルムなどの防湿層を張っています。
ところが、防湿フィルムの施工が丁寧に行われていないと、知らないうちに水蒸気は壁の内部に浸透し、木材を腐らせることになるのです。

窓や配管で起きる結露、気になりますね! これは、窓や配管の表面温度が低い事が直接の原因ですが、室内の水蒸気の量が多い事の表れです。

そんな時には、結露対策の前に室内の水蒸気量を減らすことを考えて下さい。つまり換気です!!

冬季は室内の空気が乾燥しやすく、加湿器を使用することも多いのですが、かといって換気をまったくしないのは、かえってよくないことです。
結露を見つけたら・・・換気不足・・・と考えましょう!

世界最古の木造建築~法隆寺

世界遺産になっている奈良県の法隆寺、昔、修学旅行で行った記憶がありますが、全然覚えていません。それは別として、世界最古の木造建築です。
建てられたのは7世紀の後半だろうと言われています。つまり 1,300年ぐらい経っているわけです。材料はヒノキや杉で、けっして特に耐久性のある木材を使用したわけではありません。

夏場は高温多湿になる日本の国土です、木造建築にとって特別好条件なわけではありません。なのに、1,300年も変わらず健在する法隆寺には、木造建築の耐久性を改めて認識させられます。

法隆寺ではもちろん人は生活していません。ですが、水蒸気の発生がなければ、木造建築はこんなにも長持ちすることは事実なのです。
1,300年ももつ必要はありません、せめて60~70年はもってほしいと思いませんか?