尖った住宅をプロデュースする戦略が21世紀の住宅産業

ミュージション

24時間楽器の演奏を推奨する賃貸住宅「ミュージション」シリーズを提供する「リブラン」は2023年3月までに、新たに7棟143戸の竣工を発表しました。

「ミュージション」は遮音や防音性能を高めながらも、通風や採光といった住宅としての基本的な性能・機能も併せもったマンションであり、家探しをする客への対応は「バンドマンや音大出身者」などの “音楽人” が営業や管理を担当するシステムです。

入居後は楽器店との提携により楽器を優待価格で購入できる、音楽イベントへの招待などのサービスも充実した、ユニークな方法でターゲットマーケティングしたマンション事業を展開しています。

自宅で楽器の練習をしたいといった欲求を満たすことは一般的な集合住宅では難しく、レンタル防音室や貸スタジオを利用する、公民館などの公的施設を借りるなど方法は限定的です。

ミュージシャンを目指す若者、あるいはYouTuberなどSNSを活用した音楽活動も最近は多くなっており、音楽活動の可能な住空間は大きな需要があると考えられます。

ありそうで実際にはすくないこのような、特殊な機能・性能をもったマンション需要は他のジャンルでもあるはずで、固定観念をもたず自由な発想から生まれるものでしょう。

人口減社会・空室率増大といった賃貸住宅業界で生き残るには、特殊な需要に応える「尖った住宅」が必要です。

参照:【コロナ禍で住まいに求める条件上位に躍り出た“防音性”の高さが人気】2,000人以上が待つ、1日中音楽に浸れる住まい「ミュージション」シリーズ供給加速へ

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