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欠陥住宅防止法のいきさつ

欠陥住宅防止法は、有効に成立した法律ではありません。
もちろん国会で議論もされていません。
自民党や民主党内で議員立法の予定もありません。
ですが、欠陥住宅に苦しみ悩む人が少なからずいます。
そんな現実の中で、住宅業界で30年以上働いてきた管理人が
「こんな法律が出来たらいいなあ」と思ったことを、勝手に書いています。

あなたが、家を建てようかなあ~と思った時に、役立つかも知れません。
隅から隅までご覧になることをお奨めします。

欠陥住宅防止法の目次

欠陥住宅防止法の読み方

欠陥住宅防止法は住宅に関する主要な法律である建築基準法の各条文に従って法案をまとめてあります。
法律の文章は読みにくく、各条文には分かりやすい文章にした【解説】がついています。
解説の中には、欠陥住宅を建てない、買わないための重要なヒントが含まれています。
文中には、具体的なハウスメーカー等の名称が出て来る場合があります。それらのハウスメーカーについての論評等は、管理人の個人的な見解です。したがって、具体的なハウスメーカーを推奨するものでもなく、批判するものでもありません。

欠陥住宅の定義

欠陥住宅という言葉は昔からある言葉ではありません。20年ぐらい前に生まれた言葉のように思います。
昔も今も、家を建てることはすごく楽しくおめでたいことです。ですが楽しみの反面、住宅ローンの返済や工事途中のことなど、多少の不安が入り混じった複雑な思いもあります。

昔からのおめでたい雰囲気は、上棟式というイベントとして現在も残っていますが、たぶん昔の棟上式とは大分違うものになってきていると思います。
今は、お酒が飲めません。飲んでもいいのですが、飲んだら自分の車で帰れません。一番困るのが大工さんです。車の中にはたくさんの道具が積んであり、現場への交通手段も自分の車です。
以前は、少々・・・・とうい事もありましたが「飲んだら乗るな!」を守りましょう。

さて、欠陥住宅はいつ生まれたのでしょう。
欠陥住宅は住宅産業という言葉が生まれた歴史に深く関わっています。
昭和30年代後半、戦後の人口増大と居住環境の貧しさは根本的な政策を必要とする時代でした。そこで国策として住宅生産技術や住宅供給体制の整備が行われたのです。
それがやがて住宅産業として発展して行きます。実は、この住宅産業の発展と欠陥住宅とは非常に密接な関係があります。

以前は、個人の大工さんや鳶の親方が棟梁となって家づくりを行ってきました。やがて住宅産業という枠組みが出来ると、家づくりの主体は、工業化住宅(プレファブ住宅)に変わって行きます。
やがて伝統的な在来木造工法の中にも、資本力を持った企業が現われ、ハウスメーカーと呼ばれるようになりました。

ハウスメーカーの登場によって、地元で腕のよい棟梁といわれた人たちが、徐々にハウスメーカーの下請け業者として系列化されるようになっていきます。

昭和50~55年頃には全国で様々な会社が新たな工法を開発し、住宅産業に参入しました。ヤクルトが九州に大規模な工場を建てて、鉄骨系ユニット住宅の製造販売を開始したのもこの頃です。
この時代は、住宅産業の戦国時代といわれています。 小さい会社は、生き残りをかけ、大手企業と戦った時代でした。

このような、住宅産業の成立と住宅建設業界の再編成の中で、倒産していく小さな工務店が続出し、その陰に欠陥住宅が生まれる原因があったのです。
確かな経験と技術に裏付けされた住まいの職人たちが、自立して事業を営むことが難しくなるという大きな変化の中で、その生き方を変えることは止むを得なかったことだと思います。

住宅業界を取り巻く状況は今、量から質への転換を要求しています。 住宅そのものの性能的な質の転換は当然として、欠陥住宅が生まれることの無い、住宅業界の質的転換が必要な時期に来ていると思います。
欠陥住宅に対する不安が生まれたり、欠陥住宅で悩み苦しんだり、欠陥住宅で裁判や争いになる。こんな事が起こらないような質的転換を望みます。

住宅に関わる多くの人たちが、「住宅は生活の器」、「利益を生む手段」ではない事を、もう一度認識しなおして、昔のような、本当に楽しい、めでたい住宅づくりが出来るような時代が来てほしいと思います。

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