主要構造部とは

主要構造部とは、用語の定義で触れましたが、もう一度おさらいです。
壁、柱、床、はり、屋根又は階段をいいます。間仕切壁、間柱、附け柱、掲げ床、最下階の床、廻り舞台の床、小ばり、ひさし、局部的な小階段、屋外階段は主要構造部ではありません。
主要構造部に基礎と雨漏れを加えて、10年保証の対象部分になっています。

主要構造部の欠陥

主要構造部に欠陥があると住宅の安全性や、耐久性に問題となります。主要構造部以外の欠陥は、利便性や快適性といった性能低下につながりますが、重要度からみると安全性・耐久性よりは軽視できるので、10年保証の対象とはなっていません。
主要構造部の具体的な欠陥には次のようなものがあります。

  • 柱・土台の腐れ
  • 梁の過剰なたわみ
  • 床の過剰な傾斜
  • 柱の倒れ
  • 階段の揺れ
  • 耐力壁の不足
  • 軸組みや筋かいの接合不良

これらの欠陥は、引渡しの時点では見つけることは出来ないのがほとんどです。
生活している中で気が付くことが多く、代金は支払ってしまった後なので、深刻なトラブルとなってしまいます。

主要構造部の欠陥の原因

主要構造部に生まれる欠陥の原因のほとんどは、施工上の問題です。梁の過剰なたわみは、梁サイズの設定が原因ですので、設計上の問題と言えます。
木造住宅の構造耐力で述べたように、梁サイズについては何の規定もありません。

経験値で梁サイズを決定しているのが現状です。経験不足な設計者は、時にとんでもなく小さい梁を使うように設計しているケースがあります。
しかし、設計図に描かれた梁サイズを確認することは、素人である建て主には不可能なことです。

【解説】
梁サイズの目安を下に記載しました、参考にしてください。

床の荷重のみが梁にかかる場合 梁の長さ
(スパン)
2700 3600
梁の間隔
(ピッチ)
900 100×180 100×240
1800 100×210 100×300
上階の荷重が梁の中間にかかる場合 梁の長さ(スパン)
2700 3600
梁の間隔
(ピッチ)
900 100×210 100×270
1800 100×240 100×330
*寸法は㎜単位、100×180は梁の巾が100㎜高さが180㎜のこと
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