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断熱工事の管理

断熱工事の管理は、重要な工程です。気密化が進む現在の住宅では、断熱材の施工方法によって住宅の寿命を長くも、短くもします。

断熱材の種類と施工方法

断熱材の種類によって施工方法が異なります。主な断熱材と施工方法を表にしました。

充填式 吹込式 現場発泡 打付式
グラスウール Ο Ο
セルロースファイバー Ο
発泡ポリウレタン Ο
発泡ポリスチレン板 Ο
発泡ポリウレタン板 Ο

充填式は、柱間や下地材料間に充填する方式で、古くからある施工方法です。
特別な道具や機械を使用することなく、カッターナイフがあれば、誰でも施工できます。
すき間無く施工することがポイントですので、充填する部分の縦横の寸法を正確に測り、断熱材を切断します。
充填する際は、押し込むようなことはせずに、切断した形を崩さないようにやさしく充填します。

吹込式は、ポンプで断熱材を圧送する方式です。専門業者でないと出来ません。
すき間無く充填される為、信頼性の高い施工方法です。

現場発泡は、木造住宅ではほとんど使われることはありません。
コンクリート住宅の場合や、一部の鉄骨住宅の場合に使われることがあります。

打付式は、板状の断熱材を釘で打付ける方式のもの。外張断熱工法ではこの方法が用いられます。

断熱工事の欠陥

断熱工事の不備は住宅の構造部分の欠陥につながります。
「暖かい住宅にならない!」ということだけが、問題ではなく、断熱工事の不備は、壁内結露を起こし、構造躯体の腐朽の原因となります。

高断熱・高気密化がすすむ現代の住宅は、断熱工事の不備が、本来の耐久性を失わせ、寿命の短い住宅をつくることになってしまいます。

断熱工事の管理のポイント

柱間の充填断熱か、外張断熱かによって管理のポイントは異なります。
共通するのは「すき間がないか?」です。グラスウールの場合には、柱などとの間にすき間が出来やすく、すき間の部分は断熱欠損の状態となり、その部分で壁内結露が起こる可能性が高くなります。
板状の断熱材は、経年で収縮することがあり、取付け時にすき間がある場合には、後にそのすき間が広がることになります。
次に、充填断熱と外張断熱の管理のポイントを上げてみましょう。

充填断熱は、断熱材に水分が流入することを防がねばなりません。
水分は、外部からの雨水の浸入以外に、室内で発生する水蒸気が大きな原因となります。
室内側に張るポリエチレンフィルムなどの防湿気密層に破れが無いか、継ぎ目の重ね合わせの巾がしっかり取れているかを確認します。

断熱材の外側には通気層を設けます。この通気層は、室内側に張った防湿気密層のわずかなすき間から浸入した水分を、外気に放出する役割を持っています。
空気の流れる経路が、窓や換気口によって遮断されていないかを確認します。

外張断熱の場合は、断熱材に発泡ポリスチレン板を使うことが多く、発泡ポリスチレン板は、水分に強く外張断熱用の材料としては、最適です。
発泡ポリウレタンは、経年劣化によって断熱性能は低下していきます。

外張断熱材の管理のポイントは、継ぎ目や窓枠との取り合い部のすき間を出来るだけ少なくすることです。
すき間が出来た場合に使用される、カートリッジ式の現場発泡ポリウレタンは、やはり、水分を吸うことによる劣化があり、信頼性が乏しいものです。出来るだけ、すき間なく施工し、やむを無い部分だけ、現場発泡ポリウレタンによってすき間を充填するようにします。

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